2016年 05月 13日
熱海の西の端、初島への定期船が発着する桟橋よりも更に奥に立つ後楽園ホテルを覗いてきた。 『はきなれたデッキシューズ』(田辺英蔵著)を読んで、森繁久彌のヨット・『富士山(ふじやま)丸』(➡ ➡)がホテルの庭に上架展示されていることを知り、一度見て置こう思ったのがきっかけ。 でも、周囲を探して見付けた上架ヨットはコレ( ⇩ ⇩ )だけ。 『富士山丸』は 7 3 フィートもある巨大ヨットで、 2 本マストのケッチだと言うことは知っていた。 三浦半島の佐島湾を出港し、『富士山丸』が相模湾横断の最後のクルージングに出たのは 1 9 7 8 年の 8 月、熱海到着後、時間を置かずにケッチは永遠の眠りにつくべく上架台に登った。 後楽園ホテルの社長を務める田辺さんと森繁さんは親密な間柄のヨット仲間、これに N O R C (日本外洋帆走協会)も一枚加わった『富士山丸』の上架展示ですので、跡形も無く消えちゃうとは思っていなかったのですけど・・・・・。 7 3 フィートの巨大ケッチは消えていました。 ホテルのリニューアルオープンの際に邪魔になったらしいんだ。 で、撤去! 四方を海に囲まれた"海国日本"の精神構造はコレだね。 陸上展示のヨット、小樽の石原裕次郎記念館の『コンテッサⅢ』と、アメリカズカップ初挑戦艇・林賢之輔設計の『ニッポンチャレンジ号』が訓練海域の愛知・蒲郡市に飾られて居るぐらい。 ディンギーに簡易キャビンを付けた程度の大きさの小型クルーザーで、 太平洋を渡った堀江健一さんの『マーメイド』(全長 1 9 フィート)ぐらいは、「何処かに飾られなければならない」と思っている。
by molamola-manbow
| 2016-05-13 08:53
| ヨット
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