2005年 12月 28日
日本一の繁華街・新宿の呑み助たちのラグビークラブが三十周年記念誌(クラブ史)を完成させた。 ゴールデン街の小さなスナック・モッサンのカウンターの片隅で生まれ、三丁目の居酒屋・池林房で育った『ガッデムズ』の三十年史である。 メンバーがたむろする池林房は、本の雑誌社の編集者や、作家の椎名誠さん、イラストレーターの沢野ひとしさんらが編集室代わりに使っていたところだからだろうか。 文章でつづると、とかく硬くなりがちなクラブの歴史を、エピソードを散りばめた座談会と沢山の写真、歴代キャプテンに語らせて処理し、とても読み易くする編集の工夫がされてる。 当時、モッサンの雇われマスターをしていた太田篤哉(現ガッデムズ・オーナー) が、二人の常連客と花園神社の境内でパスの練習をしたのがそもそもの始まりだ、な~んて泣かせます。 『ガッデムズ』に寄せるクラブ員の熱い想い。 編纂に携わった五十男が編集後記で述べています。 もしガッデムズがなかったらと考えてみた。 行かなかっただろう場所のこと、呑まなかっただろう酒のこと、戦わなかっただろうチームのこと、組まなかっただろうスクラムのこと、流さなかっただろう汗のこと、過ごさなかっただろう時間のこと、出会わなかっただろう人たちのこと・・・・・震えてくる。 ――――と。 当然のことながら、沢野さんはイラストを描かされ、椎名さんは一文を寄せています。 クラブ員のひとり俳優の平田満さんしかり、お店の常連客ミュージシャンの小室等さんしかり。 素人集団の街のチームのクラブ史編纂は、恐らく『ガッデムズ』が初めてでしょう。 戦後60年が経っても、まだ部史の編纂に手を付けていないチームは、大学、社会人にも沢山あります。
by molamola-manbow
| 2005-12-28 07:48
| ラグビー
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