2006年 02月 11日
土地不案内な初めての場所(幕張メッセ)まで繰り出すことに躊躇していた私の背中を、ヨット仲間が後ろから押した。 「な~るほど」と思いつつも、一人で出掛けることに、いまいち踏ん切りがつかないまま一日経ち二日経ち・・・・・。 そんなところへ、予想外の人から誘いが掛かった。 「行きます、行きます。 何たって、誘ってきたのは独身女性なのだから。 張り切っちゃって待ち合わせの場所、新木場駅に1時間近く早く着いた。 駅周辺を見回しても、時間つぶしできるような喫茶店ひとつない。 しばらく考えていると、第五福竜丸の展示館が近くにあることを思い出した。 操業中にビキニ環礁でのアメリカの水爆実験(1954年)に遭遇し、死の灰を浴びた焼津漁港所属のマグロ漁船だ。 公海上で操業している漁船が被爆する! そんな理不尽この上ない出来事の証人を、一度は目にしておきたい。 そのように思いつつ、いままで機会が無かったのだからこれはいいチャンスである。 駅員に尋ねると親切に教えてくれ、見学しても待ち合わせの時間までには戻ってこれそうだったので、訪れることにした。 平和の象徴のようなボートショーと、悲惨な事件の証人を同じ日に目にする。 これだって、意義のアルことだ。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 以下は繁栄と平和のイベント会場 "同じ穴の狢"とはよく言ったものだ。 二人して会場に着くと同時に、買い物袋を抱えた木更津のヨット『KOKOLO』のオーナー夫妻に出会う。 「必ず知人はいるから」を、早速実感である。 な、な、なんと、夫人の方はショーが始まった9日から、 「だって、自転車で10分も走れば着くんだもん」を口実に皆勤していて、最終日(12日)も顔を出すつもりだとか。 ショーを観終わってから、確かに近い"自転車で10分"のお家に招待され、阪神ファンのご主人のコレクションを「どうだ、どうだ」と見せられて(こっちはヤクルトファンなのに)帰ってきた。 肝心のショーの方は、常連の方々は「年々先細り」と嘆いていたものの、初めてのこちらは大いに楽しんだ。 確かに出品されていたセーリングクルーザーは1艇のみ。 デインギークラスを含めても、帆の付いている舟は写真に写っている隻数が全て。 会場はモータークルーザーで埋め尽くされているのだから、ヨットのフアンとしては嘆いて当たり前なのかも知れない。 それでも皆勤するのは「市価の50パーセント引きはザラだから」のカッパ、長靴、etcをこの際に纏め買いするため。 『KOKOLO』さんはテンダー用のイカリなどという、珍しいものも購入し、私の連れはヘンリー・ロイドのデイパックを、私はTシャツを購入して平和を謳歌いたしました。
by molamola-manbow
| 2006-02-11 23:17
| ヨット
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