2006年 04月 18日
小学校の五年の時だったから、五十年以上も前のことになる。 その時に「オオーツ!」と思って以来、十数歩あるいてから、駅舎を振り返るのがわたしの何時もの儀式となった。 小田原急行電鉄の片瀬江ノ島駅。多少手直しされているのかも知れないけれど、こどもの頃から少しも変わっていない竜宮城は懐かしい。 玉手箱は開けなかったのに、紅顔の美少年(manbowのこと)はお爺さんになったし・・・・。 駅舎を出て真っ直ぐ進むと小田急橋(正式名は弁天橋。江ノ島に渡る橋も弁天橋と云い、こちらは別名大橋)に出る。 橋の中央では『雲の形』のオブジェが迎えてくれる。 浅草橋から見えるビール会社の屋上の黄色いオブジェよりは、ヤヤましかな!? 下を流れるのは悪名とどろく境川。 木造の橋脚をギシギシ言わせながら渡っていた頃は、底の砂粒のひとつひとつが見えたのに、今では江ノ島海水浴場の水質を一手に担って悪化させている元凶だ。 ♪真白き富士の嶺 緑の江ノ島 仰ぎ見る今日は涙 帰らぬ十二の雄雄しき御霊に 捧げまつらん胸とこころ ・・・・・哀しい旋律の『七里ヶ浜哀歌』がウソみたいに、きょうの江ノ島、のどかな春霞の彼方に浮かんでいました。 釣れる魚種はサヨリ、アジ、キス、海タナゴ、etcと多彩ですが、この日はサッパリの様子でした。 江ノ島神社への参道(←)は、さすがに行楽地です。 ウィークデーにもかかわらず、人、人、人です。 今朝起きると、ニュースだったのか、天気予報だったのか、付けっ放しのテレビから「きょうは五月ホニャララの陽気になる」としゃべるアナウンサー氏の声が聞こえた。 もうひとつ、三週間ほども前のことになるけど、blogで『イカナゴの釘煮』を見てしまっていたんです。 そんな訳で五月の陽気とイカナゴが頭の中で合体し、「そうだ、腰越の生しらすだ!!」となっちゃったんですよね~。 江ノ島までは我が家から急行電車に乗れば一時間で行けます。 思い立ったは吉日ですから、Tシャツにジャンバーを羽織っただけの軽装で飛び出しました。 で、ゲットしてきたのがドンブリの中の生しらす(↓)です。 見た目、あまり美味しそうではないし、気持ち悪そうに見えるかもしれませんが、天下一品の味です。 ワタシの好みは生姜醤油ですすること。 パリパリの海苔で手巻きにし、かぶりつくのもよし! レモンをたらし、塩で食うのもよしです。 ワサビ醤油? もちろんですとも! もったいないから、釜揚げにはしませんが、熱湯をくぐらせたらワサビが一番です。 観光地・江ノ島のお隣り、腰越漁港まで足を伸ばすと、同じ値段で倍の量が買える。 天気は上々、海岸沿いに当然のことながら腰越を目指しました。
by molamola-manbow
| 2006-04-18 20:31
| 酒・宴会・料理
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