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2006年 12月 09日

荒磯に潜むホワイトボースのしぶき

d0007653_11521371.jpg新宿二丁目の馴染みの酒場『t's Bar』のマスターは、manbowがスツールに腰を下ろすやいなや、目の前のカウンターに一本のスコッチを置いた。
「今日はこれを飲め」
と目で語っている。
Chieftain's』(→→
光量不足でラベルがハッキリ写っていないけれど、スコッチにしては結構派手なラベル。
Kilt姿のスコッチ野郎が杖を突き、スックと岩山の上に立っている姿が描かれている。
「棚に並んでいても、手を出したいラベルじゃないなあ」
と感想を述べると、そう言わずに飲んでみろ、ときた。

でかい氷を落し込んだロックグラスに注がれる、くだんの液体には、ウイスキー特有の琥珀の色がなかった。
水のように極端に薄い。
冷却ろ過を施さず、カラメリングもしていない生のスコッチ、とはマスターの薀蓄。
カラカラと揺すってグビッとひとくち。
「目を閉じると感じられる、アイラ(島)の荒磯に潜むホワイトボースのしぶき」
何を言いやがる、とグラス越しにマスターを睨みつけ、もうひとくち。
こんどは
「ショートエイジの荒々しさ、鼻を刺すビートとヨードの香り・・・・・」ときた。
この野郎、先回りするな

スコットランドの北、荒海の中に浮かぶISLAY島のシングルモルト。
最初の口当たりは強烈だけど、二口目からはその個性が心地よさに変わる。
荒海に繰り出す漁師の酒、とでも形容したらいいのかも。
決して柔な口当たりではないのだけれど、また手を伸ばすことになりそうだ。
Chieftain'sの上は、個性を抑えた同じISLAYLAGAVULIN16年
ついでだからこいつも試し、昨夜は酔って候
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by molamola-manbow | 2006-12-09 11:48 | 酒・宴会・料理


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