2007年 06月 22日
大手製本会社に勤める知り合いから、ハンディーな海藻図鑑(平凡社刊)を頂いた。 製本途中で素人の目には全く判らない欠陥が生じ、世には出せなくなった本だとか。 誤字や脱字の類いではない。 製本上のミスだから、図鑑としての役割に支障はない。 眺めていて「ホホウ」と感じたのは、『海藻』と『海草』の違い。 この二つ、植物学上からもしっかり分けられていて、後者の『海草』は『ウミクサ』と読ませるのだという。 こちら、「やっぱ海の方が良い~や~」と、一度陸に上がりながら、再び海に戻って行った種類を差す。 代表的なのはジュゴンの好む『マコモ』の類い。 な~るほど、陸上の植物の葉っぱによく似ていて、稲穂のような格好である。 驚きはまだある。 このマコモの仲間に、長さ日本一の名前を付けられたヤカラが居た。 『東京競馬場前』(廃線で消滅)までは許せたけれど、日本一長い駅名狙いの意図ありありの松江市・『ルイス・C・ティファニー庭園美術館前』駅(閉館で今春消滅)とか、『南阿蘇水の生まれる里白水高原』駅(消滅で返り咲き)。 こんなものには少しの興味もないけれど、海草日本一はチョッとネーミングが面白い。 『リュウグウノ オトヒメノ モトユイノ キリハズシ』、これが日本一長い名前の植物。 漢字にすると、『竜宮の乙姫の元結の 切り外し』。 乙姫様の長~い黒髪をうなじの部分で結んでいた紐っ切れ、てなこと。 小魚の揺り籠の役目を果たすマコモ場の減少、日本中で問題になっているけれど、千葉・館山辺りの海で普通に見掛けられる海草らしい。 ついでだからの記載だけど、必見はむしろこちら。 浜辺に打ち上げられた死骸や剥製と違い、とっても見応えがある。 何がって、リュウグウつながりの、不思議体型をしたお魚・リュウグウノツカイ!
by molamola-manbow
| 2007-06-22 05:51
| 潜り・磯釣り・海
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