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Hey! Manbow

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2008年 05月 02日

ゴムの木ものがたり

貰った時は十五センチもなかった。
テイーカップ程度の実生苗用の黒い鉢に、小さな葉っぱ数枚を付けてヒョロヒョロとした幹と言うよりも枝・・・・・。
いまは時々見上げて、想像超える成長振りに舌巻いてる。
部屋の一角を占めるゴムの木である。
ゴムの木ものがたり_d0007653_9262.jpg
「柿だって八年経てば実を付けるんだ」などと、桃栗三年を考えると成長は遅いのかも知れないけれど、四捨五入すれば三メートルほどの高さ。
貰ってから優に二十年は経っているゴムの木なのです。
可愛そうに随分痛めつけた。
ある時から、鉢を替えるのをやめたから、根は空気中に盛り上がって苦しそうです。
毎年鉢を大きいのに替えてやってた時は、成長が楽しみだったのに人間は勝手なもの。
葉っぱが天井につかえそうになって幹を強引に横に曲げようと試みた。
このままでは天井を突き破られてしまう。
その前に、矯正して部屋を一周させようと。
随分不恰好にそだったのはこのためなのです。
うまく曲がって呉れないので、今は天井をくり貫いた天窓の真下に鉢を置き、窓にぶつかるまではこのままにしておこうと。
いよいよ困ったら庭の隅に。
何処を探しても、ゴムの木が似合う場所はないけれど、喫茶店が貰ってくれそうな樹形ではない。

天窓があるこの部屋、明り取りは障子の向こうの部屋のため。
弟、建築家なもので、「一石二鳥にしよう」と、おかしな間取りの部屋を作った。

by molamola-manbow | 2008-05-02 09:37 | 犬・猫・蛙に動植物


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