2008年 05月 22日
カガミに例えられる房総・館山湾は、影絵で浮かぶ画面左手の大房岬の向こうっ側。 こちら側富浦湾もまた、銀のお盆のように波静かな海である。 その外洋の荒波をガードして呉れる大房岬の安らぎ豊かな懐から、明日は天気晴朗なれど波高き?、KENNOSUKE CUP(二十四日、城ヶ島沖)のレース海域へと『Hinano』を回航する。 決戦会場は、夕陽の落ちる、あちら方向。 でも、レースは林賢之輔艇を愛する仲間の、極め付きフレンドリーな集いだという事、承知しております。 いいヨットビルダーと、いいヨット乗りの会! 東京五輪のデインギー乗り、四連勝をかけて出場(フィン級)した神様・ポール・エルブストローム(デンマーク)は申しました。 You have not won the race,if in winning the race you have lost the respect of your competitors. 「競い合ったライバルに尊敬されないレースをしても、それは勝ったウチに入らない」 つまり、堂々と勝負せい! 頑張った後で飲む御酒、KENNOSUKE CUPのメーンエベントは、こちらだと思うちょるぐらいですから、ヨットの神様の言う通にせにゃあいけません。 「早くも言い訳かあ~」 アハハ、そのようにとって頂いて結構でございます。 お天気は芳しく無い方へと振れてきています。 相模湾を半時計回りで流れる黒潮分流もまた、冷水塊の位置から考えるとスタートからゴールまでほとんどが逆潮です。 肝心の風もまた、第一マーク(城ヶ島南西沖ブイ)に中古の扇風機を置いたような、スタートは風力の弱い向かい風だろうと。 船体重量十一トン、重い『Hinano』には、全てが不利な状況下のレースになるとの予想を立てます。 一度触れたことがありますけど、頼りのメンバーの相次ぐリタイアで三等クルーによる編成、出たとこ勝負の腕しかないのですから、予想が当っても・・・・・。 もしもピンポーンだったとしても、第一ブイに観音開きで向かった先日の練習と真逆、つまり予想は当らない方がいいのです。 アハ、言い訳の追加で御座いますね~。 でも、参加する事がたのしいのです。 頑張ったトレーニングの結果がどこらまで通じるか、そいつを試すのが楽しいのです。 ワイワイとみんなで飲む酒がタノシイのです。 おいら達、爪の垢ほどもコマーシャリズムに毒されていない純粋アマチュアだし、同じ土俵での争いです。 参加できたことを、存分に愉しまねば! 風が吹いて呉れたらな~、このことだけは願っちょりますけど!! 【組長・manbow】
by molamola-manbow
| 2008-05-22 20:54
| ヨット
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