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2008年 06月 07日

勝鬨橋の『かねます』

縄暖簾潜ると椅子席のないカウンターだけが奥に向かって一本、たったこれだけの一杯飲み屋スタイルは、ズ~ッと変わらないけれど、随分立派になりました。
新宿二丁目で店を引き継いだかつてのオイラの高級スタンド割烹より何倍も見映えするのに、これで仮営業中なのです。d0007653_8551391.jpg
銀座四丁目から南に真っ直ぐ。
勝鬨橋を渡って道が清澄通りとぶつかる交差点、店は地下鉄大江戸線『勝ちどき駅』の真上にあります。
交差点に建設中の五十階建てビル、完成するとこのビルの一階に入ることが決まっているのだけど、掘っ立て小屋からこんにちまで、ズ~ッと踏襲してきた縄暖簾の立ち食いスタイル、そのままにしろ変わるにしろ、どのようになるのかちょっと楽しみですね~。

昨夜は初物をふたつ。
ことし最初の初ではなくて、生まれて初めての初の方です。
d0007653_923633.jpg横っちょをハサミでパチンと切って、身を殻から取り出すと、サーッと熱湯を潜らせて冷水にとり、水気を払って「ハイ、お待ちどう」(多分、話に夢中で見てなかったもので・・・・・)
蝦蛄(しゃこ)のお刺身である。
「コイツも海老・蟹の種類なのに、どう料理してもくすんだ色は変わらないな~。真っ赤になったら、もっと旨そうに見えるのに」
へそ曲がりだから、一応は減らず口を叩きながら口に運ぶけど、歯応え、甘さ、大好きなナチュラルボイルの上を行きます。

少なく見積もってもひとつ五千円はするはずです。
呑ん平には垂涎の的、海鼠(なまこ)の卵巣を乾燥させた口子(くちこ)を、まるまる一個ポーンと放り込んだ無花果(いちじく)と青梅の煮びたし。
ひと口でポーンと放り込めてる大きさでも、もったいなくてそんなことできません。
d0007653_10154093.jpg「焼いた場合の香ばしさには欠けるけどね~」などと、またひとこと文句を加えながら、塩辛さが飛んでまろやかになった口子をいとおしそうに少しづつ。
主役の無花果を忘れた訳ではないけれど、演技に例えるなら脇役・口子にしてやられた料理です。
そうですね~、無花果のほのかな甘さ、青梅の酸っぱさ、口子を引き立てるこちらが脇役、デザートとしておいしい。
残念なのは酒がないことでしょう。
ほぼ十年、足が遠のいていたのも、呑む酒がないからだと。
炭酸割ってビールジョッキにジャブジャブと。
変な酒三杯呑んだら気分が悪くなり、仲間残してタイサ~ン。
少し残念だったけど(毛蟹を注文してあったしな~)、一番の年上になって「オマエなあ、もう少し付き合え」などと誰からも文句を言われない。
好きな時に帰れるのはなかなかいいもんですけど・・・・・。
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by molamola-manbow | 2008-06-07 09:55 | 酒・宴会・料理


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