2009年 03月 22日
桜新町の鮮魚店・『神田屋』で、色が薄くて少々細見の鯛を見付けた。 明らかに天然モノなのに、艶々、丸々の養殖鯛の半額近い値だ。 「何かイワク付きかい?」 「イワクも屁ったくれもネ~よ、お買い得の一尾ダ~。損させネ~、持ってケ~」 啖呵に怯まず、「裏見せろ」。 な~るほど、手カギのでかい穴が頭の部分についている。 ナスビだってキュウリだって、湾曲したり色がマダラになっちゃったりすると、皆さん買わないんだよね~。 オイラが使いたいのは塩釜だから、頭部の穴見て財布を開いた。 「こんなところのキズ、だ~れも気が付かね~」 「おきゃくさん、お客さん、まだ開店前だよ~。もうちょっと入るの待ってくれ」 店員さんにもう少し外で待てと言われて、「な~るほど、道理で品数少ネ~」。 時間つぶしに近くの喫茶店に入って、云われた時間(午前十一時半)を十分ほど過ぎて戻ってみると、間口三畳ほどの店内はごった返してる。 近隣中に"安くて新鮮"は知れ渡っているらしい。 一ヶ月ほど前、立川の百貨店・髙島屋に入った折の一階フロアー、お客さんは総勢でもこの店程度だった。 冷え切った経済のなか、熱気のあるのはここだけだとしても頼もしい。
by molamola-manbow
| 2009-03-22 10:56
| 酒・宴会・料理
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