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2009年 06月 18日

武骨に年を重ねた楠の大木を観て回る

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杉の木のように真っ直ぐには立ち上がらない。
天空目指して伸びる欅のような枝振りとも違う。
上に伸びることを拒否するかの様に、幹は途中で鋭角に方向を変えたりして、凄く折れ曲がりながら大きくなる。
枝の気難しさも右へ倣え。
横に張り出して、それぞれが強烈に、無骨に、己を主張仕合いながらカクカクカクと曲がりくねって伸びてゆく。
己の主張が受け入れられずに、枯れ落ちなければならなくなった幹は醜く盛り上がって瘤となったり、洞となって深い穴を穿つ。
"色男の木"じゃあ決して無いけど、この木と同様の存在感を持つまでになるには、倍の時間が必要だろうと思うほどに、他を圧してやまない。
そんな思い持ちながら、今回の西国行きではコイツを県木とする鹿児島、熊本のクスノキを眺めて回った。
注連縄(しめなわ)巡らせりゃあ十分過ぎるほどの御神木が、街のそこここにニョキッと生えているのが鹿児島だし、隣県・熊本では街路樹に二抱えほどもありそうなでかいのを等間隔に植えている。
武骨に年を重ねた楠の大木を観て回る_d0007653_15234250.jpg
県民は己の反骨精神をクスノキの姿に投影させてみるのでしょうか・・・・・。
「美しかよ~、若葉が輝いて見える季節なんぞは、堪えられんチ
オイラもクスノキに惚れ直した西国の旅、横に大きく張り出した枝は、強烈な西国の太陽さえぎっていい日陰も提供している。
「クスのキが新芽を刷(は)いたで、今夜はイッペ呑みませんや?」のお国の樹木
武骨に年を重ねた楠の大木を観て回る_d0007653_2334933.jpg










写真はいずれも樹齢三、四百年ほどの楠、昨日アップした大楠は推定樹齢千五百年。                                                                                                      

by molamola-manbow | 2009-06-18 07:18 | 犬・猫・蛙に動植物


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