2017年 04月 20日
小田原の小さなちいさな喫茶店で、 2 0 代の若者がネルドリップの抽出練習をしておりました。 注いでいるのは沸騰間際で止めたお湯、抽出容器の中は空っぽです。 そこに少しずつ、と言うよりは最初は一滴、一滴落として行って、注ぐ量をゆっくりと増やして行きます。 修行中は彼だけじゃなくて、ココでは 4 人ほどの若者と顔を合わせている。 つい先日はマスターから免許皆伝のお墨付きを頂いたのでしょう。 2 0 代の若い女性が淹れて呉れました。 「旨っ!、マスターが出す一杯よりも !」 思わず「もう一杯」と追加を出しちゃいましたもの。 カウンター席が 5 脚と、向かい合わせの 2 脚テーブルが三つだけの c o f f e e 専門店、駅前ロータリー脇のおしゃれ横丁、北条家の"ニセ墓地"の前にあります。 旨い C o f f e e 屋さんの一杯は、鼻もちならないマスターの蘊蓄が付いて回るモノだったけど、ココの親玉は修業中の若者にもな~にも言わない。 「オレの淹れ方を見て覚えろ !」派だね。 越える弟子が生まれたコト、知ってるかな~。 #
by molamola-manbow
| 2017-04-20 10:22
| 酒・宴会・料理
2017年 04月 18日
ラオスの北部に住まう山と森の民・モン族に伝わる民話を集めた本を読んだ。 N G O の『シャンティ国際ボランティア』スタッフの一員としてラオスに赴き、モン族の子供たちのための図書館作りに携わる安井清子さんが収録した民話 1 1 編が内容です。 両親を亡くした子供を引き取った兄夫婦は意地悪で、田圃を作りたいから種が欲しいと申し出た弟の子供に焼き米を与える。 その焼き米の中に一粒、生のトウモロコシが混ざっていて、たわわに実をつける所から物語は始まります。 トウモロコシを荒らしに出てくるのはお猿さん。 がっかりしてしまったのか、やる気をなくしてしまったのか・・・・・? トウモロコシの傍らでふて寝をしておりますと、お猿さん達は死んだのだろうと葬儀をしてくれて何処からか金、銀を運んできてお葬式が始まる。 その後のお話は『瘤取り爺さん』とか、『花咲か爺さん』と同じ。 真似をした兄夫婦は崖から落とされて死んじゃう。 一夫多妻制の民で、意地悪するのは第二の妻、ヒキガエルが実は立派な王子だったり、チョウチョになって天国で幸せな暮らしをすることになったり・・・・・。 タ~クサンの虎が生息していて脅威にさらされていたための裏返しでしょう。 トコトン間抜けでドジな生き物として虎は扱われてる。 モン族-----出自は紀元前1500年前に中国東北部に到着したオーストラロイドの一派で、中國北東部では苗族(ミャオ)と呼ばれている。 東南アジアへと南下したのはその一派でベトナム、タイ。ミャンマー等の山岳地方で暮らす山の民、文字を持っていなかったらしい。 そうした民族の民話の中に、『 徐福伝説 』そっくりの話しが伝わっている事を何処かで読んでる。 始皇帝に命じられて、不死の薬を取りに東方に船出したまま戻らなかったというのが徐福物語。 モウ族の徐福物語は・・・・・・ 中国の王様に大層気に入られたリーハーというモウの若者が主人公。 王様の家来はそれが気に入らない。 そのねたみから海の向こうに不老不死の妙薬が有ることを王様に吹き込んで、リーハーに取りにいかせるよう仕向けます。 リーハーは鶏や豚の家畜、様々な職工に男女の家来を従えて太平洋に船出する。 そうやってたどり着いたのが日本で、リーハーは不老不死の妙薬にはたどり着けなかったものの、家来と共に日本人の先祖となったというお話でした。 安井清子女史が収録した民話の中身、"文字を持たない民の歴史書"とまでは行きませんでしたが、よく似た民話の数々から、「 ヒョットすると祖先はモウ !? 」と己の祖先に想いが飛ぶ。 朝鮮半島経由じゃなくて、黒潮に乗って東南アジアから直接船で !! #
by molamola-manbow
| 2017-04-18 10:10
| 読書
2017年 04月 17日
遥か彼方に佇むポツ~ンを加えても、小田原・山王海岸にはこれだけっきゃ釣り人は数えられなかった。 「試し投げしてみるかい?」の連絡、不携帯電話のオイラには届かずに、彼等二人の小田原到着後の電話で知った。 「山王海岸で投げてるから来い」 朝方は 2 0 人近くが等間隔に並んで投げていたらしいのですがね。 竿も持たずに到着してみた午後の光景はこんな(⇩ ⇩)。 小さなボラは沖目でピョンピョン跳ねているのに、キスの当りは只の一度ないらしい。 「何故、竿を持って来ね~んだ!」と、これでは怒れないね。 餌釣りだけに終始した正月の八丈島釣行と、その餌よりも小さなキスもゼロ。 これが2017年度の新宿魚連の釣果です。 GWにはまた伊豆七島を目指しているのですが・・・・・。 #
by molamola-manbow
| 2017-04-17 10:27
| 潜り・磯釣り・海
2017年 04月 13日
十和田湖の南に位置する秋田・大湯温泉で十日ほどを過ごしたことがある。 その学生時代から半世紀、この温泉の所在地を青森だと勘違いしておりました。 帰途は十和田湖~奥入瀬渓谷経由で青森に出た。 このルートが印象的であったに違いない。 もぎ立てのリンゴを食わされて、「夏の盛りに収穫とは・・・・・」と、旨さとともに驚ろいたことも勘違いの裏側でしょう。 品種によって 8 月~ 1 2 月と収穫期が違うらしいのです。 その青森のリンゴ畑には春になると山からフクロウが降りて来て、古木のウロで巣作りを始めるのが習わしだったらしい。 「また来てくれたか」とリンゴ農家もフクロウを歓迎して大切に扱った。 こんな話を新聞( 1 2 日の毎日夕刊)で読んで、「ウソつけ」と一蹴された大湯温泉~青森間のバスの中を思い出した。 「アッ、フクロウ」と車窓から指さして隣りの席を突っ突いたものの、オイラだって自信があったわけじゃあなかった。 半世紀後に「あの時、ウソは付かなかった」と電話したって、些細なことを覚えちゃあいないはずだし・・・・・。 リンゴの木の新旧交代が進んでフクロウの巣作りが減って、野ネズミの爆発的な増加になったと言うのが記事の内容でした。 子育て期間の 5 か月間にフクロウが捕食する野ネズミは 1 家族平均 1 , 0 0 0 匹以上。 リンゴ被害の方は計算されてはおりませんでしたが、根を食いちぎる、表皮を傷めて収穫を落とすなど、果実の被害を除いても甚大らしい。 そこで『フクロウはリンゴのシンボル』運動を始めて巣箱でフクロウを呼び戻そうと。 大人も子供もフクロウは一日に野ネズミ 1 . 7 匹を捕食する計算だから、運動への期待はデカイ。 『バスの窓から指さした飛翔姿、アイツは絶対にフクロウだ ! !』。 コイツも言いたいことのひとつだね。 #
by molamola-manbow
| 2017-04-13 12:37
| 犬・猫・蛙に動植物
2017年 04月 12日
三寒四温の寒に戻った日だから一昨日でしたか、その前の日の出来事でした。 畑が薄っすらと雪化粧をしたではないですか。 箱根のお山には何度か積雪がありましたが、"暖国・真鶴"の今冬の雪はこの程度です。 「四月に入ってからは歴史的かも知らない」と、カメラを取りに部屋に引き返した。 アハハの早とちり。 ほんの数歩歩くだけで、真下の様に全体像が変わるんだ。 昇降階段の隙間から覗いている景色( ⇧ )と全体像( ⇩ )、もっと拡大したのが最下段のショットで、緑のこんもりは二月の中旬に満開を迎える。 サクラには原種が存在しないらしい。 野生種も自生種も尻軽野郎ばかりで、人の手を借りずとも交配しちゃうらしいのです。 早咲きで有名な東伊豆の河津桜を凌駕する熱海桜の開花は、 X ' m a s の翌日だったようだ。 #
by molamola-manbow
| 2017-04-12 09:37
| 今度は地元真鶴
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